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兵庫県・有馬温泉/1泊2日

有馬温泉1泊2日モデルコース|日本三古湯で湯治気分を味わう旅

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有馬温泉は坂道の多い狭い温泉街に、金泉・銀泉という二種の湯と外湯・内湯の選択肢が詰まっている。大阪から近いぶん日帰りで済ませる人も多いが、それでは湯治の本来の楽しみ方には届かない。この記事では1泊2日で無理なく回れる順番と、予算5万円に収まる宿の選び方を示す。坂の上り下りをどう配分するかが、この温泉街を歩く上でのいちばんの鍵になる。

  • 大阪発
  • 1泊2日
  • 予算の目安 ¥50,000/人
  • 日本三古湯でじっくり湯治

こんな気分の人に向く

  • 温泉そのものをじっくり楽しみたい人
  • 坂の多い温泉街を歩いて回りたい人
  • 大阪から近場で1泊したい人
  • 外湯と内湯を両方試したい人

エリアの全体像

有馬温泉は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。

  • 01

    温泉街中心部外湯と土産店が集まる核

    金の湯・銀の湯を中心に土産物店や飲食店が坂に沿って並ぶ。宿へ入る前後の時間に歩いて回るのに向く区域。

  • 02

    寺社と史跡のあるゾーン温泉街の由来をたどる

    温泉寺や太閣の湯殿館跡など、有馬温泉が古くから湯治場だった歴史に触れられる一角。坂を少し上るが距離は短い。

  • 03

    六甲山方面温泉街から足を延ばす先

    ロープウェーで六甲山頂へ上がれる区域。2日目の午前、宿を出た後に立ち寄る形で組み込みやすい。

1泊2日のモデルコース3本

優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。

Course 1

王道コース

外湯と史跡を一巡りする定番の流れ

有馬温泉が初めての人、限られた時間で全体像をつかみたい人に向く

1日目

  1. 13:00頃

    大阪を出発

    梅田や三宮から鉄道とバスを乗り継ぎ有馬温泉へ向かう。片道の交通費は1000〜1500円ほどが目安。

  2. 14:30頃

    金の湯で足慣らし

    到着後まず金の湯へ。茶褐色の湯に浸かり、旅の疲れを流しながら温泉街の雰囲気に馴染む。

  3. 15:30頃

    温泉街を歩く

    土産店が並ぶ通りをそぞろ歩き、炭酸せんべいなど名物を見て回る。狭い坂道が多く歩きやすい靴がよい。

  4. 16:30頃

    太閣の湯殿館へ

    温泉の歴史や湯の成り立ちを伝える施設に立ち寄り、有馬という土地の背景を知ってから宿に向かう。

  5. 18:00頃

    宿で夕食と一泊目の湯

    宿にチェックインし、大浴場でゆっくり湯に浸かってから夕食。一泊二食で1名2万円台からが目安。

2日目

  1. 9:00頃

    温泉寺で由来をたどる

    温泉街の起こりに関わる寺を訪ね、静かな境内で温泉の歴史に触れる朝のひととき。

  2. 10:00頃

    ねね橋周辺を散策

    ねね橋から有馬川親水公園を歩き、川沿いの景色を眺めながらゆっくりと足を進める。

  3. 11:00頃

    銀の湯で仕上げの一浴

    無色透明の銀の湯に入り、旅の締めくくりに体を温める。金の湯とはまた違う泉質を楽しむ。

  4. 12:30頃

    大阪へ帰路

    土産を買い足してから鉄道とバスで大阪へ戻る。昼過ぎには到着し、午後の予定にも余裕が残る。

Course 2

湯治じっくりコース

外出を最小限にし宿の湯に浸かり続ける

観光より休養を優先したい人、宿で過ごす時間を大切にしたい人に向く

1日目

  1. 13:00頃

    大阪を出発

    昼過ぎに出発し、鉄道とバスで有馬温泉へ。移動時間は1時間半ほど、交通費は往復2000円前後が目安。

  2. 14:30頃

    金の湯で軽く一浴

    到着してすぐ金の湯に立ち寄り、これからの一泊二日の湯治気分を整える。長居はせず宿を優先する。

  3. 15:30頃

    宿へ入り部屋でくつろぐ

    早めにチェックインし、荷物を置いて部屋でひと息つく。外を歩き回らず静かな時間を過ごす。

  4. 16:30頃

    宿の湯に何度も浸かる

    大浴場や内湯に間隔を空けて何度も入り、体を芯から温める。休憩と入浴を繰り返すのが湯治の基本。

  5. 18:00頃

    夕食後も湯へ

    部屋食や食事処でゆっくり夕食をとり、消化が落ち着いた頃に再び湯へ。就寝前にもう一浴する。

2日目

  1. 8:00頃

    朝湯で目を覚ます

    チェックアウトまで時間があるうちに朝湯へ。前日の疲れが抜けているか体で確かめる時間。

  2. 9:30頃

    部屋でゆっくり過ごす

    荷造りを済ませたら、ぎりぎりまで部屋や休憩スペースでのんびりし、慌ただしさを避ける。

  3. 10:30頃

    銀の湯で仕上げ

    外湯の銀の湯に立ち寄り、宿の湯とは違う泉質で最後の一浴。帰路前の体調を整える。

  4. 11:30頃

    大阪へ帰路

    昼前に有馬を発ち、鉄道とバスで大阪へ戻る。二日間で1名3万円台に収まる組み方が目安。

Course 3

六甲山足のばしコース

温泉街に加え六甲山方面まで巡る

温泉だけでなく景色や自然も楽しみたい人、一泊でも行動範囲を広げたい人に向く

1日目

  1. 13:00頃

    大阪を出発

    鉄道とバスを乗り継ぎ有馬温泉へ。移動は1時間半ほど、交通費は往復2000円前後を見ておく。

  2. 14:30頃

    金の湯に立ち寄る

    到着後まず金の湯で汗を流し、温泉街の空気に触れる。荷物はロッカーなどを利用すると身軽になる。

  3. 15:30頃

    寺社と史跡のゾーンを歩く

    温泉寺を中心とした一帯を歩き、有馬の歴史を感じる。坂道が続くので時間に余裕をもって歩く。

  4. 17:00頃

    宿へ入り夕食

    日が傾く前に宿に入り、大浴場で汗を流してから夕食。翌日の六甲山方面に備えて早めに休む。

2日目

  1. 8:30頃

    朝湯で体を整える

    出発前に朝湯に入り、これから向かう六甲山方面での行動に備えて体をほぐしておく。

  2. 9:30頃

    六甲山方面へ移動

    チェックアウト後、六甲山方面へ足を延ばす。有馬温泉とはまた違う山の空気を感じに向かう。

  3. 11:30頃

    山からの眺めを楽しむ

    高台から周囲の景色を眺め、温泉街とは違う開けた時間を過ごす。歩きやすい服装が向く。

  4. 13:00頃

    有馬に戻り土産を選ぶ

    ねね橋・有馬川親水公園の辺りまで戻り、土産店で買い足しをしてから大阪への帰路につく。

費用の目安

交通費(大阪発着・往復バスまたは電車)約2,000〜2,600円
宿泊(1泊2食・1名)約7,000〜23,000円
外湯入浴(金の湯・銀の湯合計)約1,000〜1,500円
食事・土産・拝観など雑費約3,000〜5,000円
合計の目安約13,000〜32,000円

※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。

立ち寄りたい場所

上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。

  1. 01金の湯

    茶褐色の濁り湯を楽しめる外湯。有馬温泉を象徴する泉質のひとつで、温泉街の中心に位置する。館内は洗い場と浴槽のみのシンプルな構成。

    午前の早い時間は空いていることが多い

  2. 02銀の湯

    透明な炭酸泉系の外湯で、金の湯とは対照的な湯質を味わえる。金の湯からは坂を少し上った位置にあり、両方を回る人が多い。

    金の湯とセットで回るなら徒歩10分ほど見ておく

  3. 03太閣の湯殿館

    豊臣秀吉が愛したと伝わる湯治場の遺構に関する史跡。発掘された湯山遺跡の一部を見ることができ、有馬の歴史を知る手がかりになる。

    滞在は短時間で済むので移動の合間に組み込みやすい

  4. 04ねね橋・有馬川親水公園

    温泉街を流れる有馬川沿いの散策路。橋のたもとから川沿いを歩けるようになっており、宿へ向かう前後の腰を休める場所にもなる。

    夕方から夜、灯りがつく時間の散策が向く

  5. 05温泉寺

    有馬温泉の起源に関わると伝わる古刹。境内から温泉街を見下ろす位置にあり、坂を上った先にある落ち着いた空気の場所。

    坂道なので歩きやすい靴で向かう

泊まるなら

楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。

有馬温泉 有馬ロイヤルホテル

有馬温泉 有馬ロイヤルホテル

¥7,150〜/人★ 4.2 (1963件)

価格を抑えつつ大浴場を改装済みで、湯そのものを楽しみたい人に向く入口として使いやすい。

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神戸有馬温泉 元湯龍泉閣~赤ちゃんも楽しめるお部屋食の宿~

神戸有馬温泉 元湯龍泉閣~赤ちゃんも楽しめるお部屋食の宿~

¥12,100〜/人★ 4.6 (679件)

部屋食と室内プールがあり、静かに過ごしたい人にも荷物を気にせず動ける宿として合う。

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有馬温泉 湯屋の宿 康貴

有馬温泉 湯屋の宿 康貴

¥13,300〜/人★ 4.72 (94件)

源泉に近く、金泉・銀泉を新しい設備で味わえる湯宿。貸切風呂も無料で使える点が使いやすい。

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有馬温泉 兵衛向陽閣

有馬温泉 兵衛向陽閣

¥15,950〜/人★ 4.56 (2552件)

創業700年の老舗で、有馬最大級という三大浴場をゆったり使いたい人に向く。

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有馬温泉 銀水荘 兆楽

有馬温泉 銀水荘 兆楽

¥22,220〜/人★ 4.54 (1025件)

金泉と銀泉を両方持つ宿は少なく、露天風呂の評判も高いため、予算を上げて贅沢したい回に向く。

空室・料金を見る

季節ごとの表情

春は温泉街の坂道沿いに桜が点在し、外湯へ向かう道が華やぐ。夏は六甲山方面へ足を延ばすと涼しさが違い、温泉街との気温差を楽しめる。秋は山麓の紅葉が温泉街を囲み、湯上がりに歩く時間が最も心地よい季節になる。冬は湯気の立つ外湯のありがたみが増し、雪化粧した山を宿の窓から眺められることもある。

持っていくもの・動き方のコツ

  • 坂道が多いので歩きやすい靴を選ぶ
  • 外湯は連泊なら1日1か所に分けると疲れない
  • 宿の内湯と外湯は両方使い分けると飽きない
  • 土産の炭酸せんべいは複数店で食べ比べできる
  • 六甲山方面は天候で見え方が大きく変わる

よくある質問

Q大阪から有馬温泉へはどう行けばいいですか。
大阪梅田から直通の高速バスが便利で、乗り換えなしで温泉街まで入れます。電車を使う場合は阪急やJRで三宮または新神戸まで出て、そこから神戸電鉄有馬線に乗り換えるルートもあります。どちらも1時間から1時間半程度が目安です。
Q車がないと不便ですか。
温泉街の中は坂道と細い路地が多く、車よりも徒歩で回るのが基本になります。大阪からのアクセスもバスや電車で十分なため、車がなくても不便に感じることは少ないです。
Q大阪を何時に出れば1日目を無駄にしませんか。
午前中に大阪を出発すれば、昼過ぎには温泉街に着き、外湯めぐりや散策の時間を十分に取れます。午前9時台から10時台の出発が目安になります。
Q雨の日でも楽しめますか。
外湯や宿の内湯、史跡の見学は雨でも問題なく楽しめます。六甲山方面は視界が悪くなることがあるため、雨天時は温泉街中心の散策に切り替えるのがおすすめです。
Q日帰りではなく1泊にする意味はありますか。
日帰りだと外湯を1、2か所回って終わることが多いですが、1泊すれば宿の内湯と外湯を両方ゆっくり使い分けられます。夜と朝、時間を変えて湯に浸かれるのも1泊の大きな違いです。

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写真:663highland/CC BY 2.5Wikimedia Commons

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