
城崎温泉は駅からすぐに温泉街が広がり、外湯が七つ点在する土地。どこから回るか迷いやすく、浴衣と下駄での移動時間も普段の観光より読みにくい。この記事では大阪発1泊2日を前提に、外湯めぐりを軸にした動き方と、宿・費用の目安を示す。到着から出発までの流れが見えれば、あとは気に入った湯に長く浸かるだけで済む。
城崎温泉は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
柳並木と橋が続く通り沿いに外湯が点在する。浴衣と下駄で歩く距離としてはちょうどよく、一日の大半をここで過ごすことになる。
駅の目の前に外湯が一つあり、荷物を宿に預けてすぐ湯めぐりを始められる。土産物店も駅前に集まり、帰り際の買い物にも便利。
ロープウェイで山腹まで上がれる一角。外湯めぐりの合間に立ち寄ると、温泉街を見下ろす時間が挟める。
温泉街から少し離れた自然景観。2日目の午前に時間が余った場合の選択肢として使うとよい。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
城崎温泉が初めての人、外湯めぐりの雰囲気をひと通り味わいたい人に向く
特急で城崎温泉駅を目指す。運賃と特急料金の目安は片道5,000円前後。車窓の景色を眺めながら移動する。
城崎温泉駅に到着し、まずは宿へ荷物を預ける。宿で浴衣と外湯めぐりの下駄を借り、身支度を整える。
浴衣姿で大谿川沿いの通りを歩く。柳並木と橋、外湯の建物が続く景観を眺めながら散策の感覚をつかむ。
外湯めぐりの一湯目として一の湯に立ち寄る。歴史ある外湯のひとつで、湯上がりに通りへ戻る足取りも軽くなる。
続けて御所の湯を訪れる。日が傾き始めた通りの灯りとともに、二湯目のひとときを過ごす。
朝のうちに温泉寺へ向かう。少し高い場所にあり、境内から温泉街を見下ろす眺めを楽しむ。
駅に近いさとの湯に立ち寄り、旅の締めくくりとする。窓の外に列車が見える造りも城崎らしい。
温泉街で昼食を取ってから駅へ向かい、特急で大阪へ戻る。片道の目安は5,000円前後。
移動や予定を詰め込まず、湯とくつろぎの時間を長く取りたい人に向く
少し遅めの特急で出発する。運賃と特急料金の目安は片道5,000円前後。旅の始まりをゆっくり味わう。
城崎温泉駅から宿へ入り、部屋でゆっくり過ごす。浴衣に着替え、外湯めぐりの前に一度落ち着く時間を取る。
外湯は一湯に絞り、御所の湯だけをじっくり楽しむ。湯上がりも急がず、通りのベンチなどで涼む。
早めに宿へ戻り、部屋や大浴場でくつろぐ。夕食までの時間を惜しまず、旅先での余白として使う。
チェックアウトぎりぎりまで宿で過ごす。朝風呂や部屋でのひとときを優先し、慌ただしさを避ける。
最後にもう一湯だけ、一の湯に立ち寄る。二日間で外湯は二つに絞り、それぞれをゆっくり味わう組み立て。
駅周辺で昼食を取ってから帰路につく。特急で大阪へ戻り、片道の目安は5,000円前後。
外湯めぐりだけでなく、少し遠くの景色も見ておきたい人に向く
特急で城崎温泉駅へ向かう。運賃と特急料金の目安は片道5,000円前後。午前のうちに移動を済ませる。
宿に荷物だけ預け、身軽になって玄武洞・日本海方面へ向かう。バスなどを使い、少し足を延ばす。
柱状の岩肌が広がる玄武洞を眺める。温泉街とは違う自然の景観に触れ、日本海の空気も感じる。
城崎温泉に戻って宿にチェックインし、浴衣に着替える。夕方から外湯めぐりの支度を整える。
日が暮れ始めた頃にさとの湯へ向かう。遠出の疲れを湯で流し、温泉街の夜の灯りを楽しむ。
朝のうちに温泉寺へ向かい、大師山の高台から温泉街と周囲の山並みを見渡す。
最後の外湯として一の湯に立ち寄る。二日間の移動と湯めぐりを振り返りながら過ごす。
温泉街で昼食を取り、駅から特急で大阪へ戻る。片道の目安は5,000円前後。
| 宿泊(1泊2食・1名) | 約6,000〜24,000円 |
|---|---|
| 交通費(大阪⇄城崎温泉 往復) | 約11,000〜13,000円 |
| 外湯めぐりの利用料 | 約900〜1,300円 |
| 食事・カフェ代(昼食・軽食など) | 約2,000〜3,500円 |
| 合計の目安 | 約20,000〜42,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
温泉街のほぼ中央に位置する外湯。歌舞伎座を思わせる造りの建物が目印で、七福神にちなんだ湯とされる。外湯めぐりの起点にしやすい。
夕方は混みやすく午前中が空きやすい
駅前に構える外湯で、木の温かみとガラス面を組み合わせた造り。到着直後や帰りの電車前に立ち寄りやすい位置にある。
到着後すぐか出発前の一湯に向く
柳並木の通り沿いにある外湯で、寺社建築を思わせる屋根が目を引く。周辺の柳と橋を含めた景観が写真にも収まりやすい。
通り沿いの景観と合わせて眺めたい
山腹に構える古い寺で、ロープウェイを使って参拝できる。温泉街の喧騒から少し離れ、静かな時間を挟める場所。
外湯めぐりの合間、午前中が動きやすい
柱状の岩肌が広がる洞窟群で、温泉街とは異なる自然の景観が楽しめる。バスや車で温泉街から少し移動する必要がある。
2日目午前、時間に余裕がある日に
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。





春は柳の若葉が大谿川沿いを覆い、浴衣で歩く通りが明るい印象になる。夏は川のせせらぎと外湯の湯気が涼を添え、夜の散策も歩きやすい季節。秋は山腹の木々が色づき、温泉寺やロープウェイからの眺めに深みが出る。冬は雪の積もった通りに外湯の灯りが映え、湯冷めしやすい分だけ湯めぐりの回数が増える。いずれの季節も浴衣に羽織を重ねれば快適に歩ける。
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写真:663highland/CC BY 2.5(Wikimedia Commons)