
河口湖は富士山ビューの名所が湖の周囲に散らばっていて、欲張って回ると移動だけで一日が終わる。この記事は名所を数多く回ることを目的にせず、湖畔と宿での時間を主役にした1泊2日の組み方を示す。東京からの交通の目安、二人で完結できる宿の選び方、雨天時の代案まで含めて、動ける形にした。
河口湖は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
駅からも近く宿や飲食店が集まる。到着日の夕方以降と翌朝の拠点にすると移動が最小限で済む。
湖を挟んで富士山を正面に見られる側。季節の花と富士山を一緒に写せる場所が多く、午前の散策に向く。
ロープウェイで登った先の展望台から河口湖と富士山を見下ろせる。滞在時間は1時間程度で組み込みやすい。
富士吉田市側にあり、河口湖からは車や電車で20〜30分ほど。五重塔と富士山を重ねて撮れる場所として知られる。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
初めて河口湖を訪れるカップルに向く、王道の組み合わせ
新宿方面から河口湖へ向かう。車窓の山並みを眺めながら、二人で今回の旅の話をして過ごす移動時間。
花畑と富士山を望む湖畔をゆっくり歩く。季節の花越しに山を眺め、写真を撮りながら足を止める。
ロープウェイで高台へ上がり、河口湖と富士山を見下ろす。夕方に近い時間の光の変化を二人で眺める。
河口湖北岸の宿にチェックイン。部屋で身支度を整え、外の冷えた空気から離れてひと息つく。
ほうとう不動で温かい鍋料理をとる。歩き通した一日の終わりに、向かい合って静かに食事をする時間。
チェックアウトまで部屋でのんびり過ごし、朝の光の中で富士山が見えるか二人で確かめる。
河口湖オルゴールの森美術館で音色と庭園を楽しむ。屋内でゆっくり過ごせる時間を旅の締めに置く。
館内近くで軽い昼食をとり、河口湖北岸から東京方面へ戻る。帰りの車内でも旅の余韻を分け合う。
記念日など、移動より二人の時間を大事にしたいカップルに向く
少し遅めに出発し、慌てず河口湖へ向かう。到着を急がず、途中の休憩も含めて移動そのものを楽しむ。
大石公園で花畑越しの富士山を眺める。長居はせず、湖畔の空気を感じる程度にとどめて宿へ向かう。
河口湖北岸の宿に早めにチェックイン。部屋の窓から富士山が見える時間帯を、二人で静かに過ごす。
ほうとう不動で夕食をとり、宿へ戻る。混雑を避けた時間に食事を済ませ、夜は部屋でゆっくり過ごす。
チェックアウトまで時間を気にせず過ごす。朝の澄んだ空気の中、部屋から見える富士山を二人で眺める。
宿の周辺をゆっくり歩き、湖畔の通りや店先を覗く。買い物よりも、並んで歩くこと自体を目的にする。
北岸で軽く昼食をとり、東京へ戻る。予定を詰めなかった分、心にも余裕が残る二日間になる。
写真に旅の記録を残したいカップル、少し歩くことを楽しめる人に向く
河口湖へ向かう。今回は少し足を延ばす予定があるため、いつもより早めの時間に出発する。
新倉山浅間公園で定番の構図を撮る。階段を上がった先に広がる眺めを、二人並んで写真に残す。
新倉山浅間公園から河口湖北岸へ戻り、宿にチェックイン。歩いた足を休め、夜に向けて支度をする。
ほうとう不動で夕食をとる。歩き回った一日を振り返りながら、温かい鍋料理で体を休める。
ロープウェイで天上山公園へ上がり、湖と富士山を見下ろす。前日とは違う角度からの景色を楽しむ。
河口湖オルゴールの森美術館に立ち寄り、屋内でゆっくり過ごす。歩き疲れた体を休める時間にする。
館内近くで昼食を済ませ、河口湖北岸から東京へ戻る。二日間で歩いた分だけ、記憶に残る旅になる。
| 交通(東京⇄河口湖 往復・1名) | 約3,600〜6,000円 |
|---|---|
| 宿泊(1泊2食・1名) | 約6,000〜23,000円 |
| 食事・カフェ代(1泊2日分) | 約4,000〜6,000円 |
| 施設入場・ロープウェイ等の体験 | 約2,000〜3,000円 |
| 合計の目安 | 約16,000〜38,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
河口湖の北岸から南岸を望む形で整備された公園。季節の花畑と富士山を同じ画角に収められる場所で、湖畔をゆっくり歩ける遊歩道が続く。
午前の光が湖面に映えて写真がきれいに残る
ロープウェイで数分登ると、河口湖と富士山を見下ろす展望台に出る。狭い山頂に東屋があり、二人で座って景色を眺めるのに向く広さ。
午後は逆光になりやすく午前の訪問がおすすめ
五重塔と富士山を重ねて見られる場所として知られる公園。展望台までは階段が続くため、歩きやすい靴で向かうのがよい。
階段は数百段あり、ゆっくり時間をとって登る
湖畔にある庭園と音楽をテーマにした美術館。季節の花が咲く庭を歩きながら、屋内では自動演奏楽器の音を聴ける。雨天時の代案にもなる。
庭園は花の時期に合わせて訪れると表情が変わる
山梨の郷土料理ほうとうを出す店で、河口湖周辺に複数の店舗を構える。具のたっぷり入った味噌仕立ての鍋料理を、二人でゆっくり食べられる。
昼どきは混みやすく、少し早めか遅めの時間が動きやすい
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。





春は湖畔の桜と富士山を一緒に眺められ、大石公園では花畑も咲き始める。夏は空気が澄む早朝に富士山がよく見え、涼を求めて湖畔を歩く人が増える。秋は紅葉が湖面に映り、天上山公園からの眺めが一年でも鮮やかな時期になる。冬は空気が乾いて富士山の輪郭がはっきり見える日が多く、雪をまとった山肌を近くに感じられる。
Your own trip
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写真:Yoshio Kohara/CC BY 3.0(Wikimedia Commons)