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秋田県・男鹿/2泊3日

男鹿半島 2泊3日モデルコース|日本のウユニ塩湖は秋田にある

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鵜ノ崎海岸が「日本のウユニ塩湖」と呼ばれるのは、遠浅の岩盤が広く、条件が揃うと水面が空を映すから。ただし条件は3つ重なる必要がある。干潮であること、風がないこと、そして夕方であること。潮見表を見ずに行くと、ただの海岸に着く。日帰りではこの3つを合わせにいけない。この記事では東京からの動き方、潮の読み方、入道崎や男鹿温泉と組み合わせた2泊3日の組み立てを示す。

  • 東京発
  • 2泊3日
  • 予算の目安 ¥90,000/人
  • 鏡張りの海岸で夕日を待つ

こんな気分の人に向く

  • 条件を読んで景色を狙いたい人
  • 写真を撮る目的で旅先を選ぶ人
  • 人の少ない海岸を歩きたい人
  • 温泉と海の幸を組み合わせたい人

エリアの全体像

男鹿は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。2泊3日で全部は回れないので、下のうち3〜4か所に絞るのが現実的。

  • 01

    鵜ノ崎海岸この旅の目的地

    男鹿半島の南岸にある遠浅の海岸。岩盤が沖まで続き、干潮時には数百メートル先まで歩ける。水が薄く残ると空を映して鏡になる。駐車帯があり車を停めやすい。

  • 02

    入道崎半島の突端

    男鹿半島の最北端。白と黒の縞模様の灯台が草原に立ち、周囲に高い建物がない。日本海に沈む夕日を遮るものなく見られる。食事処が数軒ある。

  • 03

    男鹿温泉郷泊まる場所

    半島の北側にある温泉地。宿が集まり、なまはげ太鼓の実演が行われる。鵜ノ崎からは車で40分ほど離れるが、この旅で最も宿の選択肢が多い。

  • 04

    船川港・男鹿駅周辺半島の玄関口

    JR男鹿線の終点があり、レンタカーの拠点になる。近年は宿や食事処が増えた。鵜ノ崎海岸まで車で15分と近い。

2泊3日のモデルコース3本

優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。

Course 1

王道コース

半島を一周し、条件の良い夕方を鵜ノ崎に充てる

初めて男鹿を訪れ、半島全体を見たい人

1日目

  1. 8:00頃

    東京を出発

    秋田新幹線で秋田駅へ約4時間。駅でレンタカーを借り、男鹿半島へ向かう。

  2. 13:30頃

    寒風山で地形を掴む

    半島の付け根にある回転展望台へ。八郎潟の干拓地と日本海が同時に見え、これから回る場所の位置関係が頭に入る。

  3. 15:30頃

    なまはげ館・真山伝承館

    面の実物と実演を見る。男鹿がなぜなまはげの土地なのかが分かる。

  4. 17:30頃

    男鹿温泉郷の宿へ

    半島北側の温泉地に入る。夕食は石焼料理など地の魚が中心。

2日目

  1. 8:00頃

    入道崎

    半島最北端へ。草原と縞模様の灯台、その先の日本海。朝は光が柔らかく人も少ない。

  2. 10:30頃

    西海岸を南下

    ゴジラ岩や大桟橋など、奇岩が続く海岸線を走る。運転そのものが見どころになる区間。

  3. 13:00頃

    船川港で昼食

    港町で魚を食べる。午後の干潮時刻をここで最終確認する。

  4. 15:30頃

    鵜ノ崎海岸

    干潮に合わせて海岸へ。岩盤の上を沖まで歩き、小豆岩まで近づく。水が薄く残っていれば鏡になる。

  5. 18:00頃

    夕日を待つ

    条件が揃えば、夕日の色が水面に反転して映る。この旅の核心。宿へは暗くなってから戻る。

3日目

  1. 8:00頃

    もう一度鵜ノ崎へ

    前日に条件が外れていたら、朝の干潮を狙う。良い日に当たっていれば、時間帯の違う海岸を見る。

  2. 10:30頃

    男鹿駅周辺

    レンタカーを返す前に土産を買う。しょっつるや魚の加工品が中心。

  3. 13:00頃

    秋田市内で昼食

    帰路の途中で稲庭うどんやきりたんぽを取る。

  4. 19:00頃

    東京に到着

    秋田新幹線で戻る。指定席を先に押さえておきたい。

Course 2

条件を待つ2泊

鵜ノ崎に2回通い、当たる確率を上げる

鏡張りを撮ることが第一目的の人

1日目

  1. 8:00頃

    東京を出発

    秋田経由で男鹿へ。到着後すぐ潮見表と天気を確認する。

  2. 14:00頃

    鵜ノ崎海岸を下見

    初日は条件を問わず現地を歩く。どこに岩盤があり、どこに水が残るかを把握しておく。

  3. 16:30頃

    干潮なら1回目の勝負

    条件が合えばこの日に撮る。合わなければ場所の確認だけで切り上げる。

  4. 18:30頃

    船川港側の宿へ

    海岸に近い宿を取り、翌日の干潮時刻に即応できるようにする。

2日目

  1. 6:00頃

    朝の干潮を見る

    朝側に干潮が来る日程なら、人のいない海岸を歩ける。朝は風が弱いことが多い。

  2. 10:00頃

    半島を回って時間を使う

    入道崎、ゴジラ岩、寒風山。次の干潮まではこちらに充てる。

  3. 15:00頃

    鵜ノ崎に戻る

    2回目の勝負。前日の下見が効いて、立ち位置を迷わない。

  4. 18:00頃

    夕日と鏡張り

    晴れて無風なら、この時間が最も色が出る。

  5. 20:00頃

    宿で夕食

    遅い時間の食事に対応してもらえる宿を選んでおく。

3日目

  1. 7:00頃

    最後の1回

    3日目の朝が最後の機会。ここまでで撮れていれば、無理せず海岸を歩くだけにする。

  2. 10:00頃

    入道崎で締める

    半島の突端で日本海を見て終わりにする。

  3. 13:00頃

    秋田市内へ

    レンタカーを返し、昼食と土産。

  4. 19:00頃

    東京に到着

    新幹線で戻る。

Course 3

温泉と食を主役に

景色は狙わず、宿と海の幸に寄せる

条件待ちに疲れたくない人、食事を旅の中心にしたい人

1日目

  1. 9:00頃

    東京を出発

    急がず出る。この行程は撮影を目的にしないので、天候に左右されない。

  2. 14:30頃

    男鹿温泉郷に直行

    到着後すぐ宿へ。湯に入って移動の疲れを取る。

  3. 17:00頃

    なまはげ太鼓

    温泉郷で行われる実演を見る。宿から歩いて行ける距離。

  4. 18:30頃

    石焼料理の夕食

    熱した石を桶に入れて汁を沸かす男鹿の郷土料理。宿で出るところが多い。

2日目

  1. 9:00頃

    入道崎へ

    朝の光の中で灯台と草原を歩く。急がない。

  2. 11:30頃

    海沿いを走って昼食

    港の食事処で魚を食べる。この行程では食事に時間をかける。

  3. 14:00頃

    鵜ノ崎海岸を歩く

    条件は問わない。遠浅の海岸を歩くだけでも十分に気持ちがいい。

  4. 16:30頃

    2泊目の宿へ

    別の宿に移ると、料理も湯も変わって2泊が単調にならない。

3日目

  1. 9:00頃

    朝風呂とゆっくり朝食

    最終日は宿で過ごす時間を長く取る。

  2. 11:00頃

    寒風山か土産物

    天気が良ければ展望台へ。悪ければ男鹿駅周辺で買い物。

  3. 13:30頃

    秋田市内で昼食

    レンタカーを返して駅へ。

  4. 19:00頃

    東京に到着

    新幹線で戻る。

費用の目安

交通(東京〜男鹿 往復・レンタカー含む)約28,000〜42,000円
宿泊(2泊・1名)約12,000〜44,000円
食事(3日分)約9,000〜16,000円
入館料・入浴など約2,000〜4,000円
合計の目安約51,000〜106,000円

※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。

立ち寄りたい場所

上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。

  1. 01鵜ノ崎海岸の鏡張り

    干潮で岩盤が露出し、その上に薄く水が残ると水面が空を映す。人が立つとシルエットが反転して写る。晴れた日の夕方が最も色が出る。

    干潮時刻の前後1時間が勝負。潮見表を必ず確認する

  2. 02小豆岩

    鵜ノ崎海岸の沖にある丸い巨岩が並ぶ一帯。干潮時に歩いて近づける。鏡張りの手前に配置すると写真の奥行きが出る。

    岩は滑る。濡れてもいい靴で

  3. 03入道崎の夕日

    草原の先が断崖になり、その向こうが日本海。北緯40度のモニュメントがある。遮るものがなく、水平線に日が落ちる瞬間まで見届けられる。

    日没時刻の30分前には着いておきたい

  4. 04なまはげ館・男鹿真山伝承館

    男鹿のなまはげ行事を伝える施設。実際に使われた面が並び、伝承館では民家の座敷でなまはげの所作が再現される。観光向けだが迫力がある。

    実演は時間が決まっている。先に確認して組み込む

  5. 05寒風山回転展望台

    半島の付け根にある標高355mの山。頂上の展望台が回転し、八郎潟の干拓地と日本海、半島全体が見渡せる。地形の成り立ちが一望で分かる。

    冬季は閉鎖される。訪問期間を確認する

泊まるなら

楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。

蔵サウナと文化財の宿 森長

蔵サウナと文化財の宿 森長

¥5,100〜/人★ 4.64 (37件)

船川港にある文化財を宿にした施設で蔵のサウナが付く。鵜ノ崎海岸まで車で15分と近く、干潮の時間に合わせて動きやすい。

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男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿ホテル

男鹿温泉 湯けむりリゾート 男鹿ホテル

¥9,460〜/人★ 4.26 (479件)

男鹿温泉郷の源泉かけ流しの宿。石焼料理が名物で、価格を抑えつつ温泉と食事の両方を取りたいときに合う。

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男鹿温泉 結いの宿 別邸 つばき

男鹿温泉 結いの宿 別邸 つばき

¥16,610〜/人★ 4.6 (469件)

男鹿温泉の料理自慢の宿。日本の宿100選の料理部門に長く入賞している。夕食を旅の中心に据えたい人向け。

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山人-oga-

山人-oga-

¥21,725〜/人★ 4.58 (12件)

住所が鵜ノ崎にあり、目的地の海岸に最も近い宿。干潮が早朝や夜にかかる日程なら、この立地が効いてくる。

空室・料金を見る
男鹿温泉郷 元湯雄山閣

男鹿温泉郷 元湯雄山閣

¥20,900〜/人★ 4.71 (248件)

男鹿温泉郷の自家源泉を持つ宿。湯量が豊富で、2泊のうち1泊を温泉に充てる配分に向く。

空室・料金を見る

季節ごとの表情

鏡張りが最も出やすいのは、風が弱く日が長い4月から10月。特に夕方の干潮が重なる日を選びたい。夏は日本海に沈む夕日が最も 北に寄り、入道崎の景色が良い。秋は空気が澄んで水平線がはっきりする。冬は北西の季節風が強く海が荒れるため鏡張りはほぼ望めないが、荒波と雪の景色、そして本来のなまはげ行事の季節でもある。

持っていくもの・動き方のコツ

  • 潮見表で干潮時刻を確認してから日程を組む
  • 干潮・無風・夕方の3条件が揃う日は限られる
  • 岩盤は滑る。濡れてもいい靴で歩く
  • 半島内は公共交通が少ない。レンタカーが前提
  • 冬季は寒風山など閉鎖される施設がある

よくある質問

Q鏡張りはいつでも見られますか。
見られません。干潮で岩盤が露出し、そこに薄く水が残り、かつ風がない状態が必要です。気象庁や潮汐表のサイトで干潮時刻を調べ、夕方の干潮と重なる日を選んでください。条件が外れても遠浅の海岸自体は歩けます。
Q東京から男鹿までどう行きますか。
秋田新幹線で秋田駅まで約4時間、そこからJR男鹿線で約1時間です。半島内の移動は公共交通が限られるため、秋田駅か男鹿駅でレンタカーを借りることをおすすめします。
Q潮見表はどこで見ればいいですか。
気象庁の潮位表で「秋田」を選ぶと、日ごとの干潮・満潮の時刻が分かります。鵜ノ崎海岸は秋田港の値からおおよそ推測できます。干潮時刻の前後1時間が最も歩ける範囲が広くなります。
Q2泊3日で半島を一周できますか。
できます。半島の外周はおよそ100kmで、車なら1日で回れます。ただし鵜ノ崎の条件待ちを考えると、1日目に一周して地形を掴み、2日目以降を条件の良い時間に充てる配分が現実的です。
Qなまはげは見られますか。
本来の行事は大晦日ですが、男鹿真山伝承館では通年で実演が行われています。また2月には「なまはげ柴灯まつり」があります。実演は時間が決まっているので、事前に確認して行程に組み込んでください。

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写真:https://www.flickr.com/photos/kuruman//CC BY 2.0Wikimedia Commons

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