
箱根は見どころが湯本・強羅・芦ノ湖と広く散らばり、欲張ると移動だけで一日が終わる。この記事では観光を絞り、宿での時間とふたりで話す時間を軸にした1泊2日の組み立てを示す。東京からの交通、立ち寄り先、宿選びの基準まで、実際に動ける形でまとめた。記念日の一泊にも、ただ温泉に浸かりたいだけの週末にも使える構成にしている。
箱根は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
東京から最も近い温泉街で、駅から早川沿いに宿と土産物店が並ぶ。到着日の昼過ぎに着いて散策し、そのまま宿へ向かう動きが無理がない。
箱根神社の鳥居や遊覧船が並ぶ湖畔エリア。2日目の午前、宿を出たあとに寄ると光の加減もよく、二人で歩く時間として使いやすい。
屋外に彫刻が点在する美術館があり、歩き疲れたら座って話せる場所も多い。芦ノ湖から登山電車やバスで移動する形になる。
火山地形が間近に見える一帯。ロープウェイでの移動そのものも景色になるため、天候がよければ2日目の行程に一つ加える程度でよい。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
箱根を初めて訪れる二人、定番の景色を一緒に見ておきたい二人に向く
東京から小田急線などを利用して箱根湯本へ向かう。電車の窓から山の景色が近づいてくる様子を眺めながら、二人で今日一日の過ごし方をゆっくり話し合う。
湯本駅に到着したら、まず温泉街の通りを歩く。川沿いの空気を感じながら、老舗の店先を覗いたり写真を撮ったりして、二人のペースでゆっくり散策を楽しむ。
芦ノ湖畔へ移動し、箱根神社に参拝する。湖に近い鳥居のあたりは写真を撮る人も多く、二人の旅の記念として残しておきたい景色になる。
夕方の便で芦ノ湖の遊覧船に乗る。湖面に山並みが映る時間帯を選び、船上から静かに景色を眺めながら短い船旅を楽しむ。
宿に到着してチェックインし、まず温泉に浸かって一日の疲れを落とす。夕食は部屋か個室でとり、向かい合ってゆっくり一日を振り返る。
朝食後、屋外に彫刻が並ぶ美術館へ向かう。庭園を歩きながら作品を眺め、写真を撮りつつ二人のペースで一時間ほど過ごす。
バスやロープウェイを使って大涌谷へ向かう。湯気の上がる谷と山の景色を眺め、少し肌寒い空気の中で写真を撮る。
大涌谷周辺で軽く食事をとったあと、箱根湯本を経由して東京へ戻る。帰りの車中で旅の写真を見返す時間にする。
名所を巡るより、部屋や温泉街で向き合う時間を大切にしたい二人に向く
昼過ぎに東京を出て箱根湯本へ移動する。予定を詰め込まず、電車の中の会話も含めて旅の時間として過ごす。
早めに宿へ入り、まず温泉に浸かって移動の疲れを落とす。部屋でひと息つき、夜までの時間をゆっくり使う。
日が傾き始める時間帯に温泉街の通りを歩く。灯りが点り始める頃合いを狙って歩くと、川沿いの雰囲気がより静かに感じられる。
宿に戻り、外へは出ずに部屋で二人だけの時間を過ごす。窓の外の景色を眺めながら、静かに一日を締めていく。
部屋か個室で向かい合っての夕食をとる。記念日なら、ここで少し特別な一杯を頼んでみるのも良い。
前夜にゆっくり休んだ分、朝は急がずに起きて宿の朝食を味わう。二人で今日の帰り道について話しながら過ごす。
チェックアウト後、前日は素通りした店に立ち寄る。土産物や甘味を探しながら、もう一度通りをゆっくり歩く。
帰り道に箱根神社へ短く立ち寄り参拝する。そのあと箱根湯本を経由して東京へ戻る。
湖の景色を長く眺め、少し足を延ばして大涌谷まで行きたい二人に向く
少し早めに東京を出発し、芦ノ湖・元箱根方面を目指す。湯本には寄らず、湖畔での時間を長く取る行程にする。
湖畔に近い箱根神社に参拝する。鳥居越しに広がる芦ノ湖の景色は、旅の記念として写真に残しておきたい場所になる。
遊覧船に乗り、湖上から山並みと湖畔の景色を眺める。風にあたりながら、二人でゆっくり景色を楽しむ時間にする。
湖畔のベンチや通りで日が沈む時間帯をゆっくり過ごす。予定を入れず、二人で静かに向かい合う時間として使う。
強羅方面の宿へ移動しチェックイン、温泉に浸かって一日の締めとする。夕食は落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとる。
チェックアウトまで部屋や湯でゆっくり過ごす。急がずに朝の時間を使い、旅の後半に向けて体を休める。
ロープウェイなどを使って大涌谷へ向かう。湯気の上がる谷と山の景色を眺め、少し肌寒い空気の中で写真を撮る。
大涌谷周辺で食事をとったあと、箱根湯本を経由して東京へ戻る。帰りの車中で二日間を振り返る時間にする。
| 交通(東京⇔箱根 往復・箱根フリーパス利用) | 約6,100〜7,000円 |
|---|---|
| 宿泊(1泊2食・1名) | 約15,000〜20,000円 |
| 昼食・カフェ代(1泊2日分) | 約4,000〜5,000円 |
| 観光・入館料(美術館・遊覧船など) | 約3,000〜4,000円 |
| 合計の目安 | 約28,000〜36,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
早川に沿って土産物店や食べ歩きの店が続く通り。到着してすぐ荷物を宿に預け、夕方まで二人で歩くのに向く距離感。混雑する時間帯もあるが川沿いに出ると落ち着く。
チェックイン前の午後、宿に荷物を預けてから歩く
芦ノ湖畔に立つ鳥居で知られる神社。湖に向かって立つ鳥居のあたりは写真を撮る人も多いが、参道を上った本殿までは静かに歩ける。
午前中の早い時間が人も少なく落ち着く
湖を横断する形で運航する船で、乗っている間は座って湖と山を眺めるだけでいい。歩き疲れた午後に乗ると、そのまま休憩時間になる。
風のある日は甲板より船内席が快適
屋外に彫刻作品が並ぶ美術館で、敷地内にベンチや休憩できる建物も点在する。歩く距離はあるが急ぐ必要はなく、二人のペースで回れる。
午後の光が彫刻に映えるので昼過ぎ以降がよい
火山活動による岩肌と噴煙が間近に見える一帯。ロープウェイの車窓からも景色が続くため、移動そのものが行程の一部になる。
荒天時は運休することがあるので事前確認を
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。





春は温泉街の桜が咲き、湯上がりに夜桜を眺める散策も楽しめる。夏は新緑と川のせせらぎが涼しさを添え、朝夕の散策が過ごしやすい。秋は彫刻の森や強羅周辺の紅葉が見頃を迎え、ふたりで色づく山を眺める時間が増える。冬は空気が澄んで富士山が見える日が多く、芦ノ湖畔からの眺めが一年で最も鮮明になる。
Your own trip
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写真:Daderot/CC0(Wikimedia Commons)