
箱根は温泉街・美術館・湖畔がそれぞれ離れていて、欲張ると移動だけで時間が溶ける。とはいえ女子旅の主役は会話と寄り道で、詰め込みすぎない行程こそが正解になる。この記事では東京からの往復手段、湯本を起点にした無理のない回り方、大浴場や部屋の広さで選んだ宿の候補までを一つにまとめる。予算5万円以内で、歩きやすさと甘いもの休憩を優先した組み方にした。
箱根は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
東京からの到着駅がある温泉街。土産物店や甘味処が駅から徒歩圏に集まり、荷物を宿に置いてから身軽に歩ける。1日目午後と2日目午前の主な滞在場所になる。
登山電車で湯本から20〜30分ほど。屋外の彫刻や庭園を歩きながら会話が続く場所で、写真を撮りながらゆっくり過ごすのに向く。2日目の午前に組み込みやすい。
湖に面した参道と鳥居が並ぶ一帯。強羅方面からバスで移動し、帰路に組み込むと東京への戻りもスムーズ。滞在時間を長く取りすぎないのがコツ。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
箱根が初めての女性グループ。定番の景色を押さえつつ会話も楽しみたい人向け
新宿や小田原から電車で箱根湯本へ。荷物はコインロッカーに預けず宿まで持ち込む前提で、キャリーバッグは小さめが歩きやすい。
箱根湯本駅前の温泉街通りをゆっくり歩く。石畳や坂道が多いのでスニーカーかフラットな靴が安心。土産物屋を覗きながら進む。
ちもとに立ち寄り、名物の甘味で一息つく。歩き疲れた足を休めながら三人でひとつ分け合うのもよい。
宿にチェックインし荷物を部屋に置いてから大浴場へ。パウダースペースが整った宿なら身支度もゆっくりできる。
強羅・彫刻の森エリアへ移動し、屋外に彫刻が並ぶ広い園内を散策。芝生や小道が多いので歩きやすい靴が向いている。
NARAYA CAFEに寄り、足湯につかりながらひと休み。荷物は椅子の下に置ける造りなので身軽に過ごせる。
芦ノ湖畔まで足を延ばし、箱根神社を参拝してから湖を眺める。水面と鳥居が重なる場所は写真に残したくなる眺め。
元箱根からバスで箱根湯本へ戻り、東京方面の電車に乗る。土産は帰りの電車内で分け合うのもよい。
移動より会話を優先したい人。宿でのんびりする時間を長く取りたいグループに向く
電車で箱根湯本へ向かう。今回は湯本エリアだけで過ごすので、歩きやすいサンダルや軽めの靴でも十分。
箱根湯本駅前の温泉街通りを時間をかけて歩く。気になる店があれば都度立ち止まり、雑貨や小物を見て回る。
NARAYA CAFEに立ち寄り、足湯につかりながら長めに休憩。荷物を置いて手ぶらで過ごせるのがありがたい。
早めに宿へ入り大浴場でしっかり温まる。三人で泊まれる広さの部屋なら、浴衣に着替えてからも会話が続く。
チェックアウトまで時間があれば朝風呂に入り直し、部屋で荷物を整理しながらゆったり過ごす。
ちもとに寄って甘味を食べ、持ち帰り用の菓子も選ぶ。荷物が増えるので紙袋は宿で紐で結んでおくと歩きやすい。
前日に迷った雑貨屋へ戻り、じっくり選び直す。石畳は滑りやすいので底が平らな靴で歩くと安心。
箱根湯本駅から東京方面へ。荷物は事前にまとめておくと駅での移動がスムーズ。
自然や庭園を眺めながら静かに話したい人。歩く距離が多少あっても気にしない人向け
電車で箱根湯本へ。翌日は湖畔まで歩く距離が長めになるので、履き慣れた靴を選んでおくと安心。
箱根湯本駅前の温泉街通りを軽く歩き、翌日に使う分の体力を残しておく。気になる店だけ覗く程度でよい。
早めに宿に入り大浴場で温まる。翌日の湖畔散策に備えて夕食後は早めに休む時間も作っておく。
荷物を部屋に置いたまま、パウダースペースで身支度を整えてから食事へ向かう宿も多い。
芦ノ湖・元箱根エリアへ移動し、箱根神社を参拝してから湖畔を歩く。水辺の風を感じながら時間をかけて回る。
強羅方面へ移動し、彫刻の森美術館の広い園内をゆっくり歩く。屋外なので歩きやすい靴が向いている。
美術館付近で昼食をとり、午後の移動に備えて一度腰を落ち着ける。
箱根湯本まで戻り、東京方面の電車に乗る。歩いた分の疲れは電車内で分け合いながら振り返る。
| 宿泊(1泊2食・1名) | 約12,000〜18,000円 |
|---|---|
| 東京-箱根 往復交通費 | 約4,000〜5,500円 |
| 昼食・カフェ休憩(2食分) | 約4,000〜6,000円 |
| 美術館・移動チケット等 | 約2,500〜3,500円 |
| 合計の目安 | 約23,000〜33,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
駅前から続く通りに土産物店や飲食店が並び、荷物をコインロッカーや宿に預けてから歩ける。到着直後と帰り際、二度使える通りで、少ない時間でも一巡できる規模感がちょうどいい。
到着後すぐと出発前の二回に分けて歩くと効率がいい
湯本で長く親しまれてきた和菓子店で、名物のまんじゅうを目当てに立ち寄る人が多い。数個単位で買えるので、宿に着いてからのお茶請けとしても使いやすい。
数量限定で早い時間に売り切れることがある
かつての旅館の跡地を活用したカフェで、足湯につかりながらお茶や甘味を楽しめる。歩き疲れた足を休めながら会話するのにちょうどよく、休憩と観光を兼ねられる。
足湯利用時はタオルを持参すると安心
屋外に彫刻作品が点在する広い庭園で、季節の緑や花の中を歩きながら作品を眺められる。屋内展示もあり、雨天でも一部は楽しめる作りになっている。
屋外が広いので歩きやすい靴で行くとよい
湖に近い鳥居と参道で知られる神社で、湖畔を少し歩くだけでも景色が変わる。参拝のあとに湖畔のベンチで一息つく時間を取りやすい場所。
参道の階段があるので歩きやすい靴が向く
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。3名で泊まれるかは客室タイプによって違う。人数を入れて空室を確認してほしい。





春は桜と新緑が温泉街の通りを彩り、歩くだけで華やぐ。夏は山の緑が濃く、涼しい早朝の散策が心地よい時間になる。秋は彫刻の森や強羅公園の紅葉が見頃を迎え、屋外を歩く時間がいちばん気持ちいい季節になる。冬は空気が澄んで山の輪郭がはっきりし、湯上がりの体に冷えた空気がちょうどよく感じられる。いずれの季節も湯上がりに冷える時間帯があるので羽織るものを一枚多めに持つとよい。
Your own trip
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写真:Daderot/CC0(Wikimedia Commons)