
那須高原は動物園も牧場も温泉も揃うが、施設同士の距離があり、欲張ると移動だけで一日が終わる。小さな子どもがいる家族は特に、立ち寄り先を絞って昼寝や休憩の時間を確保したい。この記事では移動を最小限にし、ぐずったときの逃げ場も織り込んだ1泊2日の行程を紹介する。宿は貸切風呂や和室のある施設を中心に選んだ。
那須高原は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
硫黄の香りが漂う温泉地で、宿の多くがこの一帯に集まる。夕方に到着し、翌朝もゆっくり出発できる立地を選ぶと動きが楽になる。
屋内展示もあり雨でも過ごせる動物園と、牧場の広場が近くにある一帯。子どもの体力に合わせて片方だけ選ぶのが無難。
遊歩道が整い、ベビーカーでも歩ける区間がある。宿から近く、朝食後の軽い散策先として組み込みやすい。
屋外型の商業施設で、飲食店や休憩できる場所が多い。ぐずったときや雨のときの代替先として頭に入れておく。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
那須は初めてで、子連れでも定番のスポットを一通り押さえたい家族に向く
新幹線で那須塩原駅へ向かう。所要は目安70分ほど。子どもがぐずる前に到着できる短さが利点。
駅からバスまたはタクシーで那須湯本温泉方面へ移動。車内は昼寝タイムに使ってもよい。
那須ガーデンアウトレット周辺で昼食。ぐずったときの逃げ場として、休憩スペースが使える点も心強い。
動物とふれあう時間にあてる。屋内エリアもあるため天候を気にせず過ごせるのが助かる。
那須湯本温泉の宿でチェックイン。貸切風呂や和室の有無は宿ごとに異なるため事前確認がよい。
宿から近い殺生石周辺で短時間の散策。歩きやすい範囲にとどめ、子どもの機嫌を見て切り上げる。
牧場でソフトクリームなどを楽しむ。動物との距離が近く、小さな子どもでも近寄りやすい雰囲気。
那須ガーデンアウトレット周辺で昼食と買い物。屋外の休憩場所もあり最後の一息がつける。
那須塩原駅から新幹線で東京へ。混雑を避けたい場合は少し早めの時間を選ぶとよい。
小さな子どもの体力に合わせ、移動をできるだけ抑えたい家族に向く
新幹線で那須塩原駅へ。出発を少し遅めにして朝の慌てない時間を作る。
バスかタクシーで那須高原方面へ。荷物が多い場合はタクシーの方が身軽に動ける。
軽く昼食を済ませたら南ヶ丘牧場へ移動。午後はここに絞り、動物とのふれあいをゆっくり楽しむ。
那須湯本温泉の宿へ。早めに到着して昼寝や部屋でのんびりする時間を確保する。
子ども向けの食事内容や貸切風呂の予約可否は宿によって異なるため、チェックイン時に確認しておく。
移動は一カ所に絞り、那須どうぶつ王国でじっくり過ごす。無理に回らず好きな場所で長く滞在する。
移動せずに園内で昼食をとり、午後の移動時間を減らす分ゆったり過ごす。
那須塩原駅へ移動し新幹線で東京へ。移動区間が短いぶん、子どもの負担も抑えられる。
移動より宿でゆったり過ごす時間を大事にしたい休息重視の家族に向く
新幹線で那須塩原駅へ。慌てず動けるよう朝はゆとりを持った時間に設定する。
バスまたはタクシーで那須高原方面へ移動。その後の予定を詰めすぎないのがこのコースの狙い。
那須ガーデンアウトレット周辺で昼食と軽い買い物を済ませる。荷物はここでまとめておく。
殺生石周辺を短時間だけ歩き、外の空気に触れる程度にとどめて宿へ向かう。
那須湯本温泉の宿へ早めに入り、部屋でのんびり過ごす。子どもの昼寝もこの時間に合わせやすい。
チェックアウトまで宿の部屋や庭先で過ごす。貸切風呂や和室の設えは宿によって違うため事前に確認する。
那須ガーデンアウトレット周辺を軽く歩き、最後の買い物や軽食で締める。
那須塩原駅から新幹線で東京へ。予定を詰めなかった分、最後まで落ち着いて移動できる。
| 往復交通費(新幹線+現地移動、大人1名) | 約10,000〜13,000円 |
|---|---|
| 宿泊(1泊2食・大人1名) | 約12,000〜19,000円 |
| 施設入園料(動物園・牧場など) | 約2,000〜3,000円 |
| 昼食・軽食(2食分) | 約3,000〜4,000円 |
| お土産・雑費 | 約2,000〜3,000円 |
| 合計の目安 | 約29,000〜42,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。子ども料金は宿ごとに設定が違うため、予約時に確認してほしい。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
広い敷地に屋内・屋外の展示が分かれ、小動物とのふれあいコーナーもある。屋内エリアがあるため天候に左右されにくく、子連れの動物園として組み込みやすい。
屋内エリアから見て回ると体力の消耗が少ない
牧場の広場でヤギや羊と触れ合え、乳製品を使ったソフトクリームも味わえる。敷地はそれほど広くなく、未就学児でも歩き回れる規模感。
午前中の涼しい時間に行くと動物も活発
九尾の狐の伝説が残る溶岩地帯で、遊歩道を歩けば硫化水素の匂いとともに独特の景観が見られる。散策は短時間で済み、行程の合間に組み込みやすい。
ベビーカーは石畳の手前で押しにくい区間あり
御用邸の隣接地にある森で、整備された遊歩道を散策できる。ビジターセンターで休憩や情報収集もでき、静かな時間を過ごすのに向く。
昼寝明けの軽い散策先として使える
屋外型の商業施設で、飲食店やベンチが多く、休憩しながら買い物ができる。帰りの時間調整や雨天時の代替先としても機能する。
帰路の途中に寄ると帰りの荷物整理も楽
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。子ども料金・添い寝の扱い・食事の有無は宿ごとに違う。人数と年齢を入れて確認してほしい。





春は新緑と高原の風が心地よく、外を歩く時間を増やしやすい季節。夏は避暑地として過ごしやすく、標高の高さゆえ都心より涼しい朝夕が過ごせる。秋は紅葉が那須連山の山肌を染め、散策先の色づきが見どころになる。冬は空気が澄み、雪化粧した高原と温泉の組み合わせが際立つが、路面の凍結には注意したい。
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写真:Fumihiko Ueno/CC BY 3.0(Wikimedia Commons)