
草津温泉は湯畑を中心に見どころが集まっているようで、実際は坂と石段が多く、小さな子どもを連れると移動だけで体力を使う。バスの本数も限られるため、欲張って予定を詰めると昼寝の時間を失い、夕方には親子ともへとへとになる。この記事では移動を最小限にし、ぐずったときの逃げ場も含めた1泊2日の行程と、貸切風呂や和室のある宿を紹介する。
草津温泉は、行き先を決めるより先に「どこが何の役割か」を掴んだほうが早い。1泊2日で全部は回れないので、下のうち2〜3か所に絞るのが現実的。
湯畑を中心に土産物店や飲食店が集まる一帯。宿の多くもこの周辺にあり、子ども連れでも歩く距離が短く済む。夕食後の散歩にも使える。
湯畑から遊歩道でつながる公園。芝生と足湯があり、子どもが体を動かせる時間を作れる。ベビーカーでも通れる道が多い。
動物や植物にふれられる施設があり、天気に関わらず過ごせる。温泉街から少し歩くが、ぐずったときの切り替え先として組み込みやすい。
優先するものを変えた3本。そのまま使っても、いいところだけ抜き出して組み替えてもいい。時刻はすべて目安。
草津温泉に初めて行く家族連れ。定番の景色と足湯を短い移動でひと通り見ておきたい人向け。
バスで草津温泉へ向かう。往復の交通費は大人1名目安1万円前後。途中で休憩を挟み、子どもが飽きる前に体を動かす時間をつくる。
到着後は湯畑まで歩き、湯気の立つ様子を見て回る。ベビーカーでも歩ける通りだが人出があるので手をつないで進む。
湯畑のすぐそばにある御座之湯で温泉に浸かる。移動なく立ち寄れる位置なので、初日の入浴はここで済ませておく。
宿に入り部屋で少し休んでから夕食。宿泊費は大人1名2万円前後が目安で、子ども料金は宿ごとに異なる。
朝食後、西の河原公園に向かう。広い園内を歩き、足湯にも寄る。ベンチが点在するので途中で座って休める。
熱の湯の周辺で足湯につかりながらゆっくり過ごす。ぐずったときはここで座って様子を見る時間をとる。
湯畑周辺に戻り昼食をとる。土産店をのぞきながら歩き、子どもの様子を見て切り上げる時間を決めておく。
バスに乗り東京へ戻る。帰路も休憩を挟みながら進み、車内での過ごし方をあらかじめ決めておくと安心。
乳幼児連れで移動に不安がある家族。宿でゆっくり過ごす時間を多く取りたい人向け。
午前中にバスで東京を出発し、午後早めに草津温泉へ到着する行程にして、子どもの生活リズムを崩さないようにする。
到着後は湯畑まで歩いて景色を見る程度にとどめる。宿から近い距離なので、ぐずったらすぐに戻れる。
宿に入り、部屋で昼寝の時間を確保する。和室のある宿を選べば布団を敷いてそのまま休める。
貸切風呂のある宿なら家族だけで湯につかれる。大浴場に子連れで入れるかは宿により異なるため、事前に貸切風呂の有無を確認しておく。
子ども向けの食事が用意できる宿を選べば、量や味付けの心配が減る。宿泊費は大人1名2万円前後、子ども料金は宿ごとに異なる。
朝食前後にもう一度貸切風呂を使わせてもらえるか宿に相談してみる。人の出入りが少ない時間で気楽に入れる。
チェックアウト前に熱の湯の周辺だけ短く歩く。荷物をまとめる時間を考え、遠出はしない。
チェックアウト後、湯畑周辺の店で土産を選ぶ。子どもが疲れていれば車内での休憩を優先して切り上げる。
バスで東京へ戻る。午後早めの出発にして、帰宅後の時間にも余裕を持たせる。
少し体力のある子どもと一緒に、歩いたり動物を見たりして一日しっかり遊びたい家族向け。
バスで草津温泉へ向かう。翌日にしっかり遊ぶ分、初日は移動と到着後の散策だけに絞る。
到着後は湯畑まで歩いて雰囲気を見る程度。長く歩かせず、宿での夕食に体力を残しておく。
宿に入り、部屋で休んでから夕食をとる。翌日に備えて早めに休む時間を確保する。
朝食後、西の河原公園へ向かう。広い園内を歩き回れるので、子どもの体力に合わせて自由に過ごす時間をとる。
公園から歩いて草津熱帯圏へ。室内施設なので雨天や気温の変化があっても過ごしやすく、飽きたときの逃げ場にもなる。
西の河原公園周辺で昼食をとり、午後の移動に向けて一区切りつける。
バスに乗り東京へ戻る。遊び疲れた子どもが車内で眠れるよう、荷物や座席を先に整えておく。
| 往復交通(新幹線+バス、大人1名) | 約8,000〜10,000円 |
|---|---|
| 宿泊(1泊2食・大人1名) | 約12,000〜19,000円 |
| 食事(昼食・軽食など、1名) | 約2,000〜3,000円 |
| 入浴・施設利用(外湯・公園・熱帯圏など) | 約1,500〜2,500円 |
| 合計の目安 | 約24,000〜35,000円 |
※1名あたりの概算。時期・人数・宿のプランによって変わる。子ども料金は宿ごとに設定が違うため、予約時に確認してほしい。
上の行程に出てくる場所を、もう少し詳しく。
草津温泉のシンボルとなる湧出口。湯けむりが立ち上る様子は写真映えし、周囲に腰かけられる場所も多い。朝夕は人が少なく、子どもを連れてもゆっくり眺められる。
朝の散歩か夕食後の時間帯が歩きやすい
湯畑のすぐそばにある共同浴場。日帰り入浴ができ、宿の風呂とは違う趣を楽しめる。建物内に休憩できる場所もあり、移動の合間に立ち寄りやすい。
着替えと防水バッグを持って行くと楽
湯畑から遊歩道でつながる自然公園。川沿いの散策路と足湯があり、子どもが歩き回れる広さがある。ベンチも多く、休憩を挟みながら回れる。
午前中の涼しい時間に歩くと疲れにくい
湯もみの実演が見られる場所として知られる建物。実際に湯をもむ様子を間近で見られ、子どもも珍しさに見入ることが多い。所要時間は短めで組み込みやすい。
上演の時間は事前に宿で確認しておく
動物や熱帯植物にふれられる施設。屋内が多く、雨の日や気温差が気になる時期の逃げ場として使える。ベビーカーでの見学もしやすい造り。
行程の午後、疲れが出やすい時間に組む
楽天トラベルに掲載されている実在の宿から選んでいる。料金・空室は各宿のページで確認できる。子ども料金・添い寝の扱い・食事の有無は宿ごとに違う。人数と年齢を入れて確認してほしい。





春は雪解けとともに湯畑周辺の緑が戻り、歩きやすい気候になる。夏は避暑地として涼しく、公園歩きも快適に過ごせる時期。秋は紅葉が温泉街を囲み、湯けむりと色づく木々の対比が見られる。冬は積雪と冷え込みが強く、足元が滑りやすいため子ども連れは特に注意が必要になる。いずれの季節も朝晩は冷えるため、羽織るものを一枚多く持つとよい。
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写真:おにく/CC0(Wikimedia Commons)